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最初の最高裁違憲判決

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今日は、2011年の早稲田法の問題です。

**問題**

最高裁判所が初めて違憲判決を出したのは平等違反を理由としていた。
その判決の内容はどのようなものであったか。50字以内で述べなさい。

**解説**

最高裁が初めて違憲判決を出した判決は、1973年4月4日に出された、「尊属殺人重罰規定違憲判決」です。

この判決は、自分の実の父親を殺してしまった娘に対するものでした。

尊属というのは、自分の親族のうちで年上の人々を指します。

このうち、刑法200条に定められていたのは、直接血の繋がりがある、「直系尊属」つまり、父母、祖父母などを殺した場合についてでした。

普通の殺人罪(199条)は、死刑、無期懲役または3年以上の懲役という罪ですが、

刑法200条の尊属殺人の規定は刑罰が死刑又は無期懲役しかなく、非常に重い罪でした。

こんなに重い罪を定めた理由は社会の秩序を維持するためです。

ですから、この事件の父親殺しの娘も、このまま刑法200条を適用すると死刑か無期懲役になってしまいます

ところが、この殺された父親がとんでもない奴で、殺してしまった娘さんに同情すべきところが多くあったのです。

そこで、刑法200条の尊属殺人罪の規定を適用せずに、普通殺人罪(199条)を適用して、なんとか執行猶予にする方法はないか裁判所も考えました。

その結果、刑法200条の尊属殺人罪を設ける事自体は、立法目的が肯定できるが、その刑罰は、普通殺人罪に比べて
重すぎる
。これは、憲法14条の「法の下の平等」に反する。という判決を下しました。

では、これを、答案用にまとめましょう。

問題文には、事件名も判決名も書いてありません。
ですから、「尊属殺人罪という言葉」は、入れなければなりません

そして、問題文には、「平等違反」についての違憲判決だと書いてありますから、何と何が平等違反なのかを書きます。

そうすると、

尊属殺人罪の刑罰が普通殺人罪とくらべて重すぎる、ということが平等違反だというですね。

ですから、

尊属殺人罪の刑罰は、普通の殺人罪と比べて重すぎるので、憲法14条の定める法の下の平等に反する。(47字)

というのが、正解です。

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