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ダニエル=デル=ルイス主演のリンカーンを見ました。
アメリカでは、リンカーン大統領にとても良く似ている、と評判の演技だったそうです。
アカデミー賞も取りましたね。
ゲティスバーグの演説は、最初の方にちょっと出てくるだけで、お話の中心は、合衆国憲法の修正第13条です。
こういう条文です。
第1節 奴隷制もしくは自発的でない隷属は、アメリカ合衆国内およびその法が及ぶ如何なる場所でも、存在してはならない。ただし犯罪者であって関連する者が正当と認めた場合の罰とするときを除く。
第2節 議会はこの修正条項を適切な法律によって実行させる権限を有する。
奴隷解放宣言が一時的なものになるかもしれないことを恐れたリンカーン大統領が、憲法条項の中に奴隷禁止を盛り込んだものです。
この修正13条をめぐる議会での民主党との攻防が主に描かれます。
メン・イン・ブラックのエージェントK役で有名なトミー・リー・ジョーンズもいい味出してました。
気がついたのは、この修正13条ですが、日本国憲法の18条がとても良く似た記述になっています。これです。
第18条 [奴隷的拘束及び苦役からの自由]
何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。
又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。
日本国憲法は、GHQの草案をもとに作られたので、この条文も合衆国憲法の修正13条を参考に作られたことがよくわかりますね。
映画を観ても、政経のことをつい考えてしまう、テイジンでした。