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立法と行政の関係
今日は、2009年の学習院文学部の問題です。
**問題**
議院内閣制の下では、立法府が執政長官である首相を選出することにより両者の選好の同質性が図られ、首相が内閣を組織して行政府を運営する。
立法府と行政府の選好が異質化した場合には、首相の辞職によって再度選出をやり直すか、
解散により立法府の構成を変えて、再度首相の選出をやり直すことにより選好の異質化が長期にわたらないようにすることが予定されている。
では、この立法府と行政府の選好の異質化の状況が最も明確になるのはどのような時か、句読点を含めずに16字以内で答えなさい。
**解説**
今回は、議院内閣制についての論述問題です。
さらに、16字以内と短いので、ズバリと本質に切り込んだ、簡潔な論述な必要です。
訊かれていることは何でしょう?
立法府と行政府の選好の異質性が最も明確になる時とは何か?
ということです。
「選好の異質性」というのは初めて聞いたという人も多いと思います。
でも、特別な意味があるわけではなくて「意見の違い」という程度の意味だと思ってもらえば十分です。
つまり、問題文の核心を簡単な言葉に直すと、
国会と内閣の意見の違いが最も明確になる時とはどんな時?
ということです。
「最も明確になる時」というのは「意見の違いが決定的になる時」と言ってもいいでしょう。
それは、
内閣不信任決議案が可決された時
です。
「内閣不信任決議案が可決された時」
これで、15字です。
これが答えですね。
短い論述は、そのものズバリを簡潔に答えなければいけないので、そういう点で、難しいとも言えるでしょう。
国会と内閣の協働が議院内閣制ですが意見の違いが決定的になれば、もはや協働はできません。
その決定的な時は、内閣不信任が決定的になった時、つまり、内閣不信任決議案が可決された時、ということになりますね。
論述の傾向は大学や学部によっても違いますから、予め研究しておく必要があります。
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