実際にご質問頂いたものの中から、受験生に共通するものを選び、掲載しています。

ご質問:

現在、高校3年の者です。塾で、政経を学んでいるのですが原理や仕組みを説明されず暗記にくるしんでいます。このままの状況では、成績は伸びない気がして不安です。

テイジン先生の回答:

原理や仕組みがわからないで暗記するのは大変ですね。
政治経済は、原理や仕組みがわかると、細かいところまで理解が進み覚えやすくなり、成績がアップする場合が多いです。
ですから、原理や仕組みの勉強はとても大切です。
そのためのヒントを一つお教えしますね。

例えば、政治分野の民主政治のところでは、自由や平等、国民主権、権力分立などの趣旨、つまり、何のために、こういう制度があるのか、それをそのような手段で実現させようとしているのか、という視点で覚えていくと覚えやすいです。

つまり、目的と手段という発想ですね。権力分立は、個人の生命、自由、財産などを国家権力に不当に侵害されないために(これが目的です)、国家権力を立法、司法、行政の三権にわけて別々の人々に担当させ、しかもお互いに悪いことをしないように見張りあう(これが手段です)ことで、実現させようとしている制度です。

また、経済のところの金融・財政政策では、景気の悪い時は景気を良くするために(これが目的です)、世の中に出回るお金を政府・日銀が増やす(世の中のお金が増えると、世の中の人々の手にお金が行き渡りやすくなり、景気がよくなります)ことによって(これが手段です)、実現させようとしています。

大体、原理や仕組みは、目的と手段の関係で捉えなおすと、すっきりわかる場合も多いです。
また、資料集などをみると、見やすく図表などでまとめられていることもあるので、そういうものを参考にすることもできます。

そして、勉強していてわからない時は塾の先生に訊くことはできますか?塾の先生に、制度や仕組みの目的(何のためにこういう制度があるのか)と、そのための手段(その目的を達成するためにどんな手段を使っているのか)を質問してみてください。もしそれでも納得がいかなかったり、わからなかったらまた質問してくださいね。