5.経済成長と景気変動
(1).経済成長率とは何?
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答:前年度の国内総生産(GDP)の伸び率のこと
(2).物価変動を考慮しないで算出した経済成長率をなんという?
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答:名目経済成長率
(3).物価変動を割り引いて算出した経済成長率をなんという?
↓
答:実質経済成長率
(4).名目経済成長率の算出の式は?
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答:(本年度の名目GDP-前年度の名目GDP)÷前年度の名目GDP×100
(5).実質経済成長率の算出の式は?
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答:(本年度の実質GDP-前年度の実質GDP)÷前年度の実質GDP×100
(6).GDPデフレーターとは何?
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答:基準となる年の物価を100として比較する年の物価を表した数のこと
(7).ある年の実質GDPを出す式は?
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答:ある年の名目GDP÷GDPデフレーター×100
(8).昨年のGDPが100兆円、今年のGDPが150兆円だとすると、名目経済成長率は?
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答:(今年のGDP(150兆円)-昨年のGDP(100兆円))÷昨年のGDP(100兆円)×100=50.0%
(9).実質経済成長率を求めて(物価上昇率は10%)?
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答:今年の実質GDPをまず求めると、今年の名目GDP(150兆円)÷110(物価上昇率が10%のGDPデフレーター)×100=136.4兆円
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この実質GDP136.4兆円をもとに実質経済成長率をもとめると、
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(今年の実質GDP136.4兆円ー昨年のGDP100兆円)÷昨年の実質GDP100兆円×100=36.4%
(10).おととしの物価を基準として、おととしから昨年までの物価上昇率が5%、おととしから今年までの上昇率が20%とすると、昨年から今年にかけての経済成長率を求めてみて?
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答:昨年と今年の実質GDPをまず求める。
↓つまり
昨年の名目GDP100兆円÷おととしを基準としたGDPデフレーター105×100=95.2兆円
↓そして
今年の名目GDP150兆円÷おととしを基準としたGDPデフレーター120×100=125兆円
↓
(125兆円ー95.2兆円)÷95.2兆円×100=31.3%
(11).インフレが進行すると名目経済成長率よりも実質経済成長率の方が高い数値を示す?
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答:示さない(名目の方が高い数値になる)
(12).デフレが進行すると名目経済成長率よりも実質経済成長率が低い?
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答:高い(名目の方が低くなる)
(13).円高が進行すると名目経済成長率よりも実質経済成長率の方が低い?
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答:どちらともいえない(為替レートは国内のGDPには無関係だから)
2.景気変動
(1).景気変動の4局面とは?
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答:好況、後退、不況、回復
(2).景気後退が急激な状態を何という?
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答:恐慌
(3).長期波動の名称、周期、原因を言ってみて?
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答:コンドラチェフの波、50~60年、技術革新
(4).中期波動の名称、周期、原因を言ってみて?
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答:ジュグラーの波、10年、設備投資
(5).短期波動の名称、周期、原因を言ってみて?
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答:キチンの波、40か月、在庫調整
(6).その他の波動の名称、周期、原因を言ってみて?
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答:クズネッツの波、18~20年、建築物の建て替え
(7).戦後最長の好況はいつ?
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答:2002年2月~2007年10月の69か月
(8).1965年~1970年の好況をなんという?
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答:いざなぎ景気
(9).1986年~1991年の好況を何という?
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答:平成景気(バブル景気)
(10).戦後最長の不況はいつ、なんていう?
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答:1980年~83年、世界同時不況
(11).戦後第2位の不況はいつ?
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答:1991年~93年