市場機構
一.市場メカニズム
1.市場
(1).売り手と買い手が出会い、財やサービスの取引が行われる場を何と言う?
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答:市場
(2).市場の例を4つ挙げてみて?
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答:商品市場、金融市場、労働市場、外国為替市場
(3).完全競争市場とは?
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答:無限多数の売り手と買い手が自由に参入できる市場
(4).売り手または買い手の一方か双方が一人ないし少数しか存在しない市場をなんという?
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答:不完全競争市場
(5).完全競争市場が成立する条件を4つ言える?
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答:①無限多数の売り手と買い手がいること、②市場に参加する人は価格の高低だけが売るまたは買う条件となること、③商品についてすべての情報が知らされていること、
④市場への参入と退出が自由にできること
(6).1社が市場を支配することを何と言う?
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答:独占
(7).2社が市場を支配することを何と言う?
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答:複占
(8).少数の企業が市場を支配することを何と言う?
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答:寡占
(9).価格メカニズム(価格機構)とは何?
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答:価格の変動に応じて需要量と供給量の一致が達成されること
(10).価格が自動的に需要量と供給量を一致させる作用をなんという?
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答:価格の自動調節作用
(11).以下のサイクルのかっこの中を埋めてみて?
需要量>供給量:つまり(①)の状態→価格(②)・生産量(③)→需要(④)・供給(⑤)→需要量=供給量:(⑥)価格
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答:①品不足、②上昇、③増加、④減少、⑤増加、⑥均衡
(12).以下のサイクルのかっこの中を埋めてみて?
需要量<供給量:つまり(①)の状態→価格(②)・生産量(③)→需要(④)・供給(⑤)→需要量=供給量:(⑥)価格
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答:①売れ残り、②下落、③減少、④増加、⑤減少、⑥均衡
(13).アダム=スミスは、「見えざる手」に導かれて「予定調和」に至ると述べたが、「見えざる手」とは何のこと?また「予定調和」とはどんな事態?
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答:価格の自動調節作用のこと、需要量と供給量が一致すること(資源の最適配分状態)
(14).ジェボンズは、ある商品について、ある時点では1つの価値しか成立しないと述べたが、これを何の原則という?
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答:一物一価の法則
二.市場の失敗
(1).価格の自動調節機能が働かず、資源の最適配分や公正な所得の分配ができない状態を何という?
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答:市場の失敗
(2).市場の失敗の例を2つ言ってみて?
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答:①独占、寡占、②公害
(3).完全競争や市場自体が不成立で、価格が下がりにくく、価格機構が働かない状況を何という?
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答:独占、寡占
(4).大量生産によって生産コストが減少し、自然に独占状態になるような産業を何という?
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答:費用逓減産業(電気やガスなど)
(5).費用逓減産業において政府が独占を承認するのは何?
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答:自然独占
(6).市場によっては提供されず、解決できないため、政府が供給する財をなんという?
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答:公共財
(7).企業がコストを節減しようとするため、廃棄物をそのまま市場外に排出することをなんという?
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答:外部不経済
(8).ある産業における国内生産量に占める特定企業の割合をなんという?
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答:市場占有率(マーケットシェア)
(9).わが国で、生産集中度がきわめて高い業種を3つ言ってみて?
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答:板ガラス、ビール、ゲーム機器
(10).市場で現実に成立する価格をなんという?
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答:市場価格
(11).平均生産費に平均利潤を加えた価格をなんという?
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答:生産価格
(12).企業間で明示の価格協定により成立する価格をなんという?
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答:寡占価格
(13).有力企業が価格先導者として価格を決定し、他企業が暗黙のうちにそれに追従することによって成立する価格を何という?
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答:管理価格
(14).公共料金などのように政策上の理由から国家によって規制される価格を何という?
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答:統制価格
(15).今日の寡占市場では管理価格が形成されて価格が下がりにくくなるという傾向が生じるが、この傾向を何という?
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答:価格の下方硬直性
(16).管理価格の決定方法として、寡占業種の中で最も生産性の低い企業でも一定の利潤が確保できるように割高な価格設定が行われるという原理をなんというか?
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答:フル=コスト原理