二.経済学説の流れ
重商主義 ⇔ 重農主義
16~18世紀 18世紀後半
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古典派経済学 ⇔ 歴史学派
マルクス主義←18世紀後半~19世紀 19世紀後半
19世紀後半
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近代経済学 ケインズ主義 ⇔ 反ケインズ主義
1870年代~
(1).16世紀~18世紀のヨーロッパ絶対主義期の経済思想は?
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答:重商主義
(2).重商主義前期の重金主義期の思想家の代表は誰?
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答:マリーンズ(英)
(3).重商主義後期の貿易差額主義期の思想家の代表は誰?
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答:コルベール(仏)
(4).「外国貿易におけるイギリスの財宝」(1664年)の著者は誰?
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答:トマス=マン(英)
(5).18世紀後半、農業国フランスで主張された経済思想は何?
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答:重農主義
(6).重農主義者ケネーの書いた著書は何?
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答:「経済表」
(7).ケネーの主張を2つ言って?
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答:労働価値説、自由放任主義(古典派経済学に影響を与えた)
(8).18世紀後半~19世紀にかけて、イギリス(世界の工場)で主張、発展し、資本主義の経済原理を明確にした経済学は?
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答:古典派経済学
(9).古典派経済学の特徴は?3つ言える?
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答:自由放任主義に基づく予定調和論と労働価値説と供給重視の経済学
(10).予定調和論をもう少し具体的に言うと?
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答:完全競争市場では、市場(価格)メカニズムが働き、資源が最適配分され、予定調和の状態に置かれる
(11).労働価値説とは?
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答:商品価値の源泉を労働に求める説
(12).労働価値説には2種類あるが、それぞれ何?
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答:支配労働価値説(商品を提供してどれだけ労働力を支配できるか)と投下労働価値説と投下労働価値説(投下労働量で商品価値がきまる)
(13).投下労働価値説の代表は誰?
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答:リカード
(14).供給重視の経済学とは具体的には何?
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答:供給それ自体が需要を生み出すという考え
(15).供給が需要を生み出すという考えを何という?
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答:販路説(セーの法則)
(16).リカードの著書は何?
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答:「経済学および課税の原理」(1817)
(17).J.S.ミルの著書は何?
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答:「経済学原理」(1848)
(18).マルサスの著書は何?
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答:「人口論」(1798)
(19).マルサスの有名な言葉を言ってみて?
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答:「人口は幾何級数的に増加するが、食料は算術級数的にしか増加しない」
(20).この言葉の意味は?
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答:人口を抑制すべきだ、という意味
(21).マルサスとリカードは、輸入制限法である「穀物法」の廃止をめぐって論争を展開したが廃止に賛成したのはどっち?
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答:リカード(自由貿易推進の立場から)
(22).19世紀後半~20世紀初め、後進国ドイツの経済学派は何?
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答:歴史学派
(23).歴史学派は古典派のリカードが唱えたリカード自由貿易論を批判して何を主張した?
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答:保護貿易論
(24).保護貿易論を主張した歴史学派の学者は誰?その著書は?
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答:リスト、「経済学の国民的体系」(1841)
(25).リストの学説を何という?
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答:経済発達段階説
(26).経済発達段階説を説明できる?
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答:経済は、国ごとに、未開→牧畜→農業→農工→農工商状態の発達段階がある。
ドイツは、当時、農工状態であり、農工商状態のイギリスより遅れていた。
したがって、ドイツ国内の幼稚産業を保護すべきである、とした。