こんにちは!
こんにちは!
今日はどんなお話かな?
日本の全都道府県で、子供より高齢者の人口の方が多くなったというお話しだよ。
地味なニュースだけど、来年の入試に出るかもよ。
日本はたしか、超高齢社会だったわね。
そうだね。
まず、高齢化社会、高齢社会、超高齢社会の意味をしっかりおさえよう。
65歳以上の高齢者の、全人口に占める割合(高齢化率)が、
7%〜14%が、高齢化社会、
14%超〜21%が、高齢社会、
21%超〜 が、超高齢社会
と、なるんだ。
日本が、高齢化社会、高齢社会、超高齢社会となったのは、それぞれいつ頃かな?
日本は、1970年(昭和45年)に高齢化社会(7.1%)、1995年(平成7年)に高齢社会(14.5%)になったことがわかった。また、2007年(平成19年)に超高齢社会(21.5%)となったんだ。
それで、今回の調査結果はどんな内容なの?
総務省は6月29日に、2015年国勢調査の速報集計結果を公表した。
65歳以上の高齢者人口は2010年の前回調査比で14%増も増えて、3342万人となり過去最高となったんだ。
そして、高齢者の割合は26.7%で、5人に1人以上が高齢者ということになり、5年前の調査に続き世界一。
15歳未満の子ども人口の割合も12.7%と過去最低となり、調査開始以来初めて全都道府県で高齢者人口が子ども人口を上回ったんだそうだ。
え〜っ!!!
高齢者の割合が、子供の割合の2倍以上あるじゃない!!!
将来、働く人にかかってくる負担はものすごくなっちゃうかも!!!とっても心配だね。
特に、労働力人口は5年間で294万人も減少したことになるよ。
また、15歳以上人口に占める働く意欲のある人の比率である労働力率は59.8%で、2010年と比べると1.4ポイント低下して、6割を切ってしまった。
何かいい材料はないの?
そうだな、女性の労働力率は49.8%で、2010年比で、0.2ポイント上昇し過去最高となったよ。
特にね、女性は25~29歳の労働力率が初めて8割を超えたんだ。
35~39歳も72.4%で、4.4ポイント上昇した。
出産による退職などで女性の30歳代の労働力率が下がり、育児後に再び上昇する折れ線グラフを「M字カーブ」って言ったよね。
そのMカーブの底が上昇して、さらに浅くなったんだ。
そうか、女性の社会進出が進んでいて、男女共同参画社会だっけ? そういうのが実現するのかな?
問題は、まだまだあるよ。
例えば、ママさんたちの中には、託児所や保育園がいっぱいで、なかなか働きたくても、働けない人もたくさんいるよ。「待機児童」の問題は深刻なんだよ。去年の調査では、全国に23000人以上いるんだよ。
また、育児休暇の取得率が、男性では2%以下で、極めて低いことも問題なんだ。まだまだ、子育ては女性の仕事という意識が、大企業なんかでも根強くあるんだよ。
そうね〜、まだまだ女性進出には、障害も多いわよね。
それに、そもそも、子供の人口自体が増えないと、労働力の確保が難しくなって、経済成長や社会保障にも支障をきたしかねないんだよ。
少子高齢化っていうのは、ものすごく深刻な問題なんだよね。
この機会にブー子も、いろいろ考えてみるといいよ。
そうね、またいろいろ教えてね。
また、一緒に勉強しよう。