みなさん、ブー子です。大変お久しぶりです。今日は、時事問題を一緒にお勉強しましょうネ。
みなさん、こんにちは!ブー子、今日は、集団的自衛権行使容認を安倍内閣が閣議決定したことを一問一答で勉強するよ。
テッド、あたしは、全然わからないから、テイジン先生がお作りになった問題を読むので、あなたが答えて、教えてね。
いいよ、わかった。
まず、第1問目、集団的自衛権とは何?
自国と密接な関係にある同盟国が侵略を受けた場合、同盟国を守るために自国も武力行使を行う権利のこと。
第2問目、集団的自衛権に関する従来の政府見解はどのようなもの?
集団的自衛権は国連憲章にもあり、国際法上認められるため、わが国も保持しているが、行使はできない。
第3問目、どうして、集団的自衛権を持っているのにわが国は行使できないとしてきたの?
憲法9条第2項の「交戦権の否認」に違反するため、つまり、日本は、従来、専守防衛、つまり自国が攻撃された時のみ自衛権を発動できると考えてきたから。
第4問目、積極的平和主義を定義してみて?
密接な関係にある同盟国を守ることや国連などの国際活動を支援するための武力行使は、少なくとも日本国民の生命・安全を守るという要件の下で行使される限り、正当防衛として認められる、という考え。
第5問目、武力行使容認の3要件とは?
1. 密接な関係にある他国への武力攻撃が発生し、国民の生命・自由・幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある
2. 国民を守るために他に適当な手段がない
3. 必要最小限度の実力行使
第6問目、行使容認の8事例とは?
1. 邦人輸送中のアメリカ艦船防護
2. 攻撃されているアメリカ艦船防護
3. 強制的な停船検査
4. アメリカ向け弾道ミサイルの迎撃
5. ミサイル警戒時のアメリカ艦船防護
6. アメリカ本土攻撃時の日本近隣でのアメリカ艦船防護
7. 国際的な機雷処理
8. 民間船舶の共同護衛
第7問目、集団的自衛権行使容認の他に、今回の閣議決定で認められた3つの事とは何?
1. 戦闘下でのシーレーン(海上交通路)での機雷除去
2. PKO活動に参加する自衛隊が、離れた場所にいる他国部隊や国連職員を助ける、「駆けつけ警護」での武器使用
3. 他国からの武力攻撃に至る前の侵害など「グレーゾーン事態」に対処するため、自衛隊の出動手続きを迅速にすること
第8問目、従来から認められていた、日本のアメリカ軍に対する活動を2つ言って?
1. 後方支援活動(非戦闘地域での物資の輸送など)
2. 捜索救助活動
第9問目、今回の集団的自衛権行使容認で、新たに追加されることになる活動を2つ言ってみて?
1. アメリカ艦船の護衛
2. アメリカ艦船が攻撃された際の武力行使
第10問目、これで最後よ、日本をめぐる外交・安全保障問題が、今回の集団的自衛権行使容認の背景にあると言われているけど、中国、韓国との間で起きている問題とはそれぞれ何?
中国とは、尖閣諸島をめぐる領有権の問題(但し、日本政府は、尖閣諸島はわが国固有の領土であり、日中間に尖閣諸島をめぐる領土問題は存在しないという立場をとっている)。
韓国とは、竹島の領有権問題と従軍慰安婦問題
テッド、頑張ってるわね!受験生のみなさんも、健康に気をつけて、まだまだ頑張ってくださいね!
集団的自衛権の問題は、やはり大きなヤマだって、テイジン先生もおっしゃってました。国連の安保理の問題や、平和維持活動、戦後70年なので、その前後の大恐慌やニューディール政策、ナチズムなどの問題、尖閣や竹島、北方領土の領土問題、従軍慰安婦、河野談話、村山談話などの戦後賠償の問題も注意が必要だそうです。