無料メールセミナー開催中!
最新政治経済時事問題集 無料プレゼント中!
選挙できる年齢が満18歳からになりました
みなさん、こんにちは、ブー子です。
みなさん、こんにちは、テッドです。
ブー子、今日は、選挙権年齢が、満18歳に引き下げられたというお話だよ。
今までは、満20歳以上の男女に選挙権が与えられていたのよね?
そうだね、1945年(昭和20年)に選挙法が改正されたんだよね。今回の改正は実に70年ぶりのことなんだって。
テッド、最初に国会議員の選挙が行われたのは、いつなの?
それはね、1890年(明治23年)のことだよ。前年に成立した衆議院議員選挙法によって行われたんだ。
その時の選挙権っていうのは、どんな人たちに与えられたの?
直接国税15円以上を納めている人で、満25歳以上の男子だけだったんだ。
その時の有権者の割合は、日本の人口に対してどのくらい?
だいたい1%くらいだったんだ。
え〜!たった1%だったの?
そうなんだ。たった1%しかなかったんだ。
それが、納税額の条件を少しずつ低くして、山県内閣の時に約2%、また、あの平民宰相といわれた、「原敬内閣」の時には人口比約5%になった。
そして、さらに、1925年に衆議院議員選挙法が改正され、「納税者」という条件をなくして、男子普通選挙として、25歳以上の男子に選挙権が認められたんだ。
この時の有権者の人口比は約20%になったよ。
さらに、1945年の衆議院議員選挙法改正で、有権者の人口比は、一気に約50%になったんだ。
へえ〜!それで、今度の公職選挙法の改正では、新たにどのくらいの人たちが有権者になるの?
18歳、19歳の約240万人が、新たに、有権者になる計算だよ。これは全有権者約1億400万人の約2.3%で、満18歳以上に選挙権を認めることで全国民の約81.2%が、有権者になったことになるんだ。
日本の人口の8割を超える人たちが、投票権を持っていることになるのか〜!
でも、最近、選挙の投票率は低いわね?
そうだね。
去年の衆議院議員選挙の投票率は、有権者全体の52.66%で、戦後最低になっちゃってて、この間の統一地方選挙も最低になっちゃってるんだよ。
去年の衆議院議員選挙ではね、特に20代の人の投票率がとても低くて、32.58%と、60代の人の88.2%の半分以下まで落ち込んじゃってるんだよね。
今回の改正で、若い人がもっと選挙に行ってくれるようになるといいね。
外国の選挙権の年齢って、どうなってるの?
イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、カナダなどの先進国は、だいたい18歳で、オーストリアは、なんと16歳だよ。それに、ドイツやイギリスでは現在16歳への引き下げが検討されているんだって。
一方アジアでは、中国が18歳、韓国が19歳、インドネシアや北朝鮮は17歳、台湾は20歳ってとこかな。まあ、中国や北朝鮮の選挙は、普通選挙じゃないけどね。それから、アラブ首長国連邦は25歳だ。
ふ〜ん、選挙権って、外国では、だいたい、成人に認められるわよね?
今回の日本の公職選挙法改正で、18歳が成人ってことになるの?
いいや、すぐにそういうことにはならない。
成人年齢を20歳に決めているのは、民法なんだけど、まだ改正されていない。
それから、20歳未満の人を保護の対象にしている少年法もそのままだから、選挙に立候補出来る権利(被選挙権)の年齢引き下げとともに、今後改正の議論がおきるだろうね。
それから、お酒やタバコも20歳未満の人はダメっていうのも、変わりがないので、ブー子は、18歳の姪っ子のピーコにお酒飲ませちゃダメだよ!
失礼ね!そんなことしないわよ!
ところで、今回の選挙権年齢の引き下げは、何を狙ってるの?
それは、憲法改正の国民投票に備えるためさ。憲法改正の国民投票についての法律、国民投票法は、すでに2007年の第1次安倍内閣の時に、成立していて、その投票権者は18歳以上と決まっていたんだよ。
そっかー!憲法改正のための準備の意味だったのね!
やっぱ、憲法改正は近いのかな?
少なくとも、安倍政権のうちに、憲法改正の発議がある可能性が高いね!
今後の成り行きに目が離せないね。
安保法制も、今年大きく変わる可能性が高いのよね!
その通り!安保法制が今国会で成立したら、また詳しく勉強しよう!
政治経済合格サポートプログラム(SSP)

無料メールセミナー開催中!

最新政治経済時事問題集 無料プレゼント中!
