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TPP交渉の大筋合意が見送られました
こんにちは、ブー子です。
こんにちは、テッドです。
テッド、今日は、どんなお話?
今日はね、TPPの大筋合意が見送られた、っていう話だよ。
てぃーぴーぴーって、なんだっけ?
TPPっていうのは、環太平洋戦略的経済連携協定とか、環太平洋パートナーシップ協定とか呼ばれている、経済連携協定(EPA)の一種だよ。
貿易や取引の条件を統一して、環太平洋地域を巨大な1つの市場にしようという試みなんだ。
てゆうことは、輸入品が安くなるってこと?
まあ、そうなるように各国が交渉しているっていうことだね。
今回はその話し合いがうまくいかなかったっていうことよね?
まだまだ合意できないことが多くて、次回の話し合いに持ち越されたっていうことだよ。
合意できなかったことって具体的には何?
まず、日本、アメリカなどは、知的財産保護、特に医薬品のデータの保護期間を長いままにして、その特許料などでさらに新しい薬の開発をしたい、と考えているのに対し、
マレーシアなどの発展途上国は、医薬品のデータ保護期間を短くし、後発医薬品(ジェネリック医薬品)を作れるようにして、薬の値段を安くしたいと考えているんだよ。
ジェネリック医薬品ってよく聞くわよね。私達消費者からすれば、薬代は安いほうがいいけど、新しくよく効く薬が開発されるのもメリットあるし・・・、悩むところよね。
また、ニュージーランドなどは、乳製品の関税を安くして、日本とかに関税の引き下げを強く要求したんだって。
そうね、最近スーパーに行っても、バターが品薄で、困るのよ。輸入品が安く手に入るとありがたいわ。
日本は、酪農家を守るために、バターなどの輸入関税を高く設定しているからね。
他には?何か、交渉が進んだことはないの?
そうだねえ、牛肉では、アメリカから日本が輸入する製品の関税を、今の38.5%を15年くらいかけて9%くらいにするっていうのが決まったよ。
また、豚肉は、安い部位が今は1キロ482円の関税がかかっているんだけど、10年位で50円に下げるし、高い部位は現在4.3%の関税がかかっているんだけど、これを廃止することが決まった。
さらにワインは、現在は、価格の15%か、1リットルあたり125円のどっちか安いほうが関税になっているんだけど、アメリカ産、ニュージーランド産のワインに関しては、7年位で、廃止になることも決まったんだ。
うわ〜!!!それは、私には朗報だわ〜!!!
カリフォルニアワインやニュージランドワインにステーキが安く頂けるのね!!!楽しみ!!!
ブー子、食べてばっかりいると、また太るよ!
大きなお世話よ、ほっといてちょうだい!!!
ところで、これから、合意するまでにクリアしなきゃいけないことって何かな?
1.まず、さっき言った、特許権の期限が切れた医薬品のデータ保護期間を日本は8年、アメリカは12年と主張しているのに対し、発展途上国は、5年以下と主張している点。
2.ニュージーランドがバターなどの乳製品の大幅な市場開放を主張しているの対して、日米カナダが、大幅な市場開放については見送るように主張している点。
3.日本が自動車部品の関税(現行2.5%)を即時撤廃してほしいと主張しているのに対し、アメリカは関税維持を主張している点。
4.コメについて、アメリカが日本に対して10万トン以上輸入するように主張しているのに対し、日本は7万トンぐらいに抑えたいと主張している点。
こんなところかな。
何だか、もうすぐ合意できそうな感じはするわよね?次はいつどこで話し合いがされるのかしら?
今月末ぐらいらしいんだけど、詳しいことはまだ決まっていないみたいだよ。
早く合意が成立して、ステーキとワインが安くなることを期待しているわ!
でも、それは国内の農家さんなどの犠牲も大きくなるので、手放しでは喜べないことなんだよ。
そうね、すみませんでした。
解ればいいんだよ。また新しいニュースが入ったら、勉強しようね。
うん。
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